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爽やかな初夏の朝に アツモリソウ


 6月14日 


これから・・・。

 車を飛ばして4時間余り、1年ぶりにこの山を訪れることにしました。それにしても長時間の運転には疲れましたが、この場所がどうなっているのか早く見たかったのです。身支度もそこそこに朝の清々しい空気に包まれて歩きます。青空が見えたと思ったら急に濃いガスが流れてきたりで、気候としては冷涼と言えるでしょう。


まだ十分に芽吹かないのもあって・・・。

 まだ花は開いていないだろうなとは思ってはいましたが、それでも1株は顔を膨らませたようにしていました。2年ぶりの逢瀬でしたが、長居は無用なのでこの場所には1分もいなかったでしょうか。そういう逢瀬もいいものですね。元気でいたことが確かめられればそれで良し。

 
かくれんぼう

 それにしてもこのような逢瀬の場所を持っているということは、素晴らしいことですね。また来年会いに来ますから・・・、と先に向かって歩みます。もうこのような心ときめく出逢いはありませんが、この周囲の景色、植生を楽しみながら歩きます。さ〜ぁっと青空が見えたりガスがかかったりと目まぐるしい天気です。


ひそやかに

 その先ではもう新たな出逢いは見込めないのですが、それでもこのプロムナードの続きを歩くだけでも十分です。花の盛りの終わったミツバツツジがピンクの絨毯を敷いていました。ちょっとドッキリとする風景です。


ミツバツツジの絨毯

 このプロムナードには数種類の花が咲いていました。でも、あの場所で見たラン科の植物が今年は見当たりません。鹿に食べられたのでしょうか。ちょっと残念ですが、これも自然界の定めなのでしょう。そんなことを考えながら山を下りるのでした。


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