Team Hidaka Part 4 in 檜洞丸〜大室山
2013/12/21〜22
ツツジ新道からの富士山
■ 12月21日(土) 1日目 ■
Team Hidaka の目的地は鳳凰三山/薬師岳であったが、前日までの降雪で南アルプス林道の山の神〜夜叉神峠登山口の間の除雪が進まず、急きょ、目的地を西丹沢/檜洞丸〜大室山〜畔ヶ丸の周回コースに変更とした。丹沢は蛭の棲家だからと、これまで足を踏み入れたことがないが、冬ならばそんな心配は当然ないだろう。宿泊場所は犬越路(いぬこえじ)の避難小屋としたことから、テントを持ち上げることとなった。ピュアな雪を溶かして飲料水にする手もあるが、水を4.5リットルとアルコールが混じった水を適量ザックに入れる。
権現山?
またしても高速道路が事故渋滞で出鼻をくじかれる。それでもどうにか車を進めて、予定より1時間遅れで西丹沢自然教室から出発する。車道をしばらく歩いて沢筋から尾根に取付く。ゴーラ沢出合で沢を渡りツツジ新道を展望園地へと進み、富士山を眺めながら小休止する。
頂上はまだ先
展望園地からしばらく進んで登ってくる男性に道を譲る。トレラン姿で足許もトレランシューズ、くるぶしの上の皮膚が露出し雪にまみれている。先に進む男性の筋肉がすごい。檜洞丸の頂上にトレラン男性と先着の2人組の男性が休憩している。先を急ぐ必要から休憩もそこそこに熊笹ノ峰に向かって下りる。1〜2人が付けたトレースがある。トレラン氏が先行し道筋をはっきりとさせてくれる。
檜洞丸から熊笹ノ峰へ向かう
檜洞丸の下り斜面から見る縦走路は、のんびりした姿を見せている。しかしそれは牙を隠した山の姿だった。熊笹ノ峰まではどうっていうことのない淡々とした道である。途中、作業員の方々が登山道整備を行っている。ありがたいことだ。熊笹ノ峰の先で子供連れの家族が休憩している。これから檜洞丸に登って下山すると言う。3時間もあれば下山できると読んでいるのだろうか。そのころは陽は沈んでいるだろう。
この先大笄の下りが難所だとも知らずに
切れたった尾根を進む。ここも気を許してはいけないところだが、そんな比ではない鎖場の急降下斜面が次に待ち受けていた。雪に隠れたツルツルと滑る岩に注意を払いながら慎重に下りる。そんなことを2回繰り替えしてもなお、鎖を取り付けるほどではないものの注意が必要なところが何度かあった。
難所を難なくクリアするBさん
無事に難所を通過した。しかし、このころから空が急に曇り、北西の方向から横殴りの風が雪を運んでくる。急激に気温も下がってくるので、アウターを着込んで対処する。雪が被った熊笹に覆われた登山道を進むと、ようやく犬越路避難小屋が見えてくる。初めての丹沢、急きょ設定したコース、雪がたっぷりの登山道に緊張感を持ちながら、休憩もそこそこに到着した避難小屋の扉を開けると、丹沢が大好きという先着氏が温かく迎え入れてくれた。
犬越路避難小屋
小屋は綺麗で、トイレも清潔な犬越路避難小屋は人気の小屋のようで、満員になってあぶれることが多いとのことでテントを背負ってきたが、今日は4人の逗留と、広々と小屋を使うことができる。真っ暗な避難小屋の土間のテーブルにランタンを置いて明かり取りとし、杯を上げる。温かいごはんもいただいて夕餉を終え、シュラフに潜る。
往路 | 復路 | |||||
着 | 地点 | 発 | 着 | 地点 | 発 | |
西丹沢自然教室 | 犬越路避難小屋 | 0000 | ||||
檜洞丸 | 大室山 |
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0000 | 犬越路避難小屋 | 0000 | 西丹沢自然教室 | |||
所要時間 | 0000 | 所要時間 |