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2012年の日高の山の想い出 
(2012/10/ 6〜87)


北戸蔦別岳頂上で


 いつもは年に2回ほど登る北海道の山も、2012年は北アルプス三昧を決め込んだため、10月になってようやく計画することができた。しかし、8月後半の奥穂高岳〜ジャンダルム〜西穂高岳の縦走、特に最終3日目のジャンダルム〜西穂高岳の間を歩くのに、休憩をほとんど取らず岩場をドスンドスンと歩いたことが祟って膝を痛め整形外科と整骨院のお世話になってしまったことから、無理はできない。当初計画にあったペテガリ岳東尾根コースの往復なんてことはもってのほかだ。

 そんなことから計画は揺れに揺れた。テントを担がなくていいチロロ岳とパンケヌーシ岳か、伏美岳から1967峰往復かなどと思案した挙句、出発直前になって、やはり心に秘めていたところに行こうと、我が心の山の「北戸蔦別岳」の頂でテントを張り、幌尻岳への稜線を歩こうと決めた。そうなると、強風吹き荒ぶ10月の吹き曝しとなる北戸蔦別岳の頂上でのテント泊はきちっとした支度が必要だ。

 10月初旬の北海道の山は既に初冬をイメージすべきとは言っても、それほど神経質になる必要もない。行動着は、本州の真夏の衣類と同じである。ただ、レインウェアーは厚手の物、テントの中での着替えの下着は上から下までウール、スキー帽にゴアテックスの防水手袋、それにクリーニングに出してロフトが回復したマイナス6℃対応のシュラフを準備しただけ。いつもの湯たんぽは持たない。

 北戸蔦別岳頂上は、テント2張り分しかない。しかし、3連休の初日、地元北海道の人のように朝早く出発できないので、憧れの頂上にテントを張ることは難しいだろうから、眺望の得られる1856mでの幕営が現実的なところと考える。だが、そこはまさに風に無防備な場所だ。

 この時期七ッ沼では水は採れないだろう。1856mの先に水場があるが、そこに容易に下降できるとの(自分自身に対する)保証はない。トッタの泉で水を補給するのが無難だろう。出てなければ滝に戻るだけだとは言っても、実際には280mも下ってまた登り返さなければならない。

 ビールも日本酒もいつものとおりザックに入れた。頂上でのまったりした時間には曽野綾子著「火山列島」を読むこととして、いざ出発!


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