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幾春別岳 / 奥芦別林道情報 (2012)
(2012)


1 幾春別岳
  幾春別岳は、 北緯43度13分37秒、 東経 142度09分34秒にある標高1068mの山である。この山は、1億年前〜6,5 00万年前に海で形成された堆積岩類で成っている。幾春別岳の付近には、石灰岩で形成された崕山や礼振峰、さらに蛇紋  岩の夕張岳があるが、幾春別岳はそういった意味での地質からは興味を引く山ではない。崕山の東に位置する中天狗は、幾 春別岳と同じ体積岩類で形成されているが、その北東に位置する布部岳は蛇紋岩、花の山で名高い富良野西岳は花崗岩質 の山であるがその東部が蛇紋岩で取り囲まれているので興味深い。
  なお、布部岳は冬に登られる山のようであり、花の便りはないが、おもしろい花々が待ち受けていることと思われる。

2 幾春別岳への入山方法
  古くは幾春別川左股沢からのルートが採られていたが、最近の記録を見ると奥芦別林道が使われている。
  奥芦別林道は、惣芦別林道から奥芦別林道へ分岐してすぐ に林道ゲートがある。林道ゲートは南京錠で施錠されているが、入林申請が承 認されると合い鍵が貸し出されるので、それで錠とゲートの開け閉めを行う。 

3 奥芦別林道情報(2012)
  奥芦別林道は、芦別湖で惣芦別林道と別れYの字の二股を右手に進む。
  奥芦別林道は、平成23年のゲリラ豪雨等の影響によ り、把握されているだけでも7箇所の決壊や崩土等が発生し ているため、林道入口から約2kmの地点で大型土のうにより通行止めがなされている。(2km地点までは車で入ることができる。)
  2012年4月24日現在においては、ゲートに鍵は掛けられていない。

   2km地点から先については、2012年4月27日時点において残雪により最新の状況が把握できておらず、同時点において事業予定もないことから路体復旧は計画されていない。 

    2km地点からの歩行による登山を妨げる規制はないが、平成23年は降雪も多かったため、 今後の融雪による林道被災等も考えられることから、林道状況を問い合わせのうえ、入林申請の手続きをする必要がある。

  土のうが積まれている欠壊地点から幾春別岳の入山地点までは14kmあり、徒歩で進むことになる。ただ、この間、7か所において林道が崩壊しているので留意する必要がある。

4 入林申請手続
  幾春別岳の取付きまでの奥芦別林道の徒歩による通行は規制されていないが、国有林内を通行するので、入林する際は入林申請の手続きが必要である。
  申請書の様式は北海道森林管理局のホームページからダウンロードするか、空知森林管理署からファックス等で取り寄せるか等、いずれかの方法で入手する。詳しい記載内容等については空知署森林ふれあい係(0126−22−1940)に問い合わせる。 


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