[HOME]

シュウカイドウが見ごろ 伊豆ヶ岳

2010/10/ 7


 一定の距離を歩くことができて家から近い手ごろな山はというと奥多摩か秩父の山なので、長い稜線歩きが楽しめる伊豆ヶ岳に向かうことにした。スタートの西武秩父線正丸駅には、10数人のグループが降り立ってにぎやかに準備運動を行っている。
 正丸駅から大蔵山集落の先にある伊豆ヶ岳直登の分岐点である馬頭地蔵から右手に折れるところを、「スズメバチの巣があります。」という看板に注意が行き過ぎて、直登ルートに入ってしまう。樹林帯の中の「名栗げんきプラザ」(右手)への分岐点もそのまままっすぐ登る。胸突き八丁手前でいったん休憩すると、やがやという大声が迫ってきたので、一気に伊豆ヶ岳の頂上まで登り詰める。


伊豆ヶ岳頂上

 静かな頂上は、夏の草木が生い茂っているので展望がない。古御岳、高畑山、中ノ沢ノ頭を越え天目指峠に出る。この天目指は案内板を見ると「あまめざす」と読むそうで、「あまめ」はこの地域によく見られる豆柿のことをいうとのこと。そういえば下山時に、民家の脇にたくさん植わっているのが見られた。

 子ノ権現天龍寺にお参りする。境内の石碑を見ると大きく「登山道丁標基点」と刻まれていて、大正13年に建立されている。浅見茶屋は定休日(水曜日)だし、早く電車に乗って帰ろうと西吾野駅に向かう。夏、浅見茶屋へうどんを食しに車で行ったときに、ご主人がいるのならあげるよといってくれた植物が高麗川手前の道路脇に群生していた。ベコニアに似た、シュウカイドウ(秋海棠)であった。


シュウカイドウ(秋海棠)

正丸駅0800〜0930伊豆ヶ岳0945〜1115天目指峠1120〜1215子ノ権現1230〜1330西吾野駅


[HOME]