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冬季小屋は雪で埋没 金峰山
2009/ 3/18〜19


金峰山頂


 2009/ 3/19 (2日目) 

 本当によく寝た。本当は夜明け前に出て早めに下山しようと考えていた。結局は暖かいシュラフから抜け出すのが億劫になって、起きたのはもう朝日が昇ってからだった。小屋の中の温度は0℃で思っていたほどではなかったが、水はシャーベット状態になっていた。簡単な朝食を済ませ、小屋を出る。外気も0℃で風もほとんどなく暖かい。ドアがきちんと締まらないので、積まれていた薪を1本拝借しつっかえ棒とする。 


千代の吹き上げ(金峰山方向から)

 いったん金峰山の頂上に登り、白峰三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)や八ヶ岳、富士山などの展望を楽しんで下山し始める。今日も朝からの陽気で雪はべたつき始めているが、それでも氷化した雪にアイゼンがしっかりと利く。砂払いの頭でもう一度展望を楽しんでから樹林帯に入る。大日小屋を過ぎた辺りで初めて人に出会う。富士見小屋手前でアイゼンをはずすが、その先の斜面では、落ち葉の下の凍った地面に足を何度か取られ滑ってしまう。
 瑞牆山荘に降りると春の陽気となっている。車を増富ラジウムラインに走らせる。金山平から見た金峰山の眺めは素晴らしい。これが百名山に選ばれた所以だろうか。


大日岩から八ヶ岳


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