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世界遺産 中国・黄山の山登り(4日目)
2000/ 8/17~22



橋上の茶屋

古街巡り
 
6時50分、タクシーの運転手がホテルに迎えに来て、上海の夫婦など4人と徽州の古街であるShe県、Yi県などを回るツアーに参加する予定であったが、いっこうに来ない。結局、上海の夫婦がキャンセルしたことによるものだった。予定が狂ってしまった。(「人民中国」のサイトがこの地域を紹介している。)

 ・・・と、偶然に、ロビーで旅行社の社長に会い「外国人だから、安全を期して正規の旅行社のツアー(150元)を利用して旅行してほしい。」とアドバイスを受ける。社長のバイクの後ろに乗って集合場所のホテルへ行き、専用タクシーで途中4人をピックアップ(その間に包子とシェン菜で朝食=0.8元を摂る)する。ガイドブック(8元)と水(2元)を求めて史跡巡りを始める。


橋上の茶屋で一服

 いにしえの建築群、歴史を感じさせる民家。川に架かる橋を兼ねる建物は茶館となっていて、古曲のカラオケに興ずる人たちの中で昼食前のお茶タイム(5元)。その間に昼食の準備が整い、2階を食堂にした商家で、すべて自給だという田舎料理に舌鼓を打つ。なんと8品もある料理は5人では食べきれない。食事代はツアー料金に含まれているが、自分で頼んでも100元とのこと。あ~、なんと中国の田舎の食事は安くておいしいんだろう。これが真のグルメ。


正面中央の商家2階が昼食場所


商家門前の猫チャン

 午後は、古街を散策して古い民家を巡り、硯店で硯(20元)を求め、最後に曲廊という建物の唐代の書法家「顔真卿」の手になる石碑などを見て黄山に戻る。長距離バスや列車の駅を訪ねて交通事情を調べ、地元の新聞(0.5元)を一読した後、屯渓の名称「老街(明代から続く商店街)」に三輪バイク(4元)で出かける。ここまで来ると日本人にも会うようになる。


「大学士」を多く排出した文化の町

 老街は、もう夕方で店をたたむ時間であるが、人通りはまだある。狭い路路で焼き餃子(1元)を売っている。焼き具合がとっても美しい。もう少しで夕飯の時間ではあるが、食べてみる。おいしい。閉店間近の茶商でお茶(115元)を数種類求める。若い女性店員は、「あなたの言葉は中国人と言ってもいいが、所作は日本人だね。」と言ってくる。とてもあっさりしていてフレンドリーだ。


多くの明代清代の建築物が残されている

 三輪バイク(4元)でホテル(120元)に戻り、敷地内の餐庁に向かう。やはり一人でのテーブル利用はダメらしいが、特別に料理を出してくれることになった。ただしメニューはなく、2菜1湯で20元とのこと。ビールを米飯を別に頼んで、20元でこんなにおいしい料理を食べていいの、という料理を楽しむ。しかし、・・・・停電。すぐ蝋燭が用意されて、薄暗い中で食べるが、10分は続いた。その間、何回もお詫びに来るし、ビールまで注いでくれる。清算すると、20元しか取らない。なんと言うことだ。これで経営は成り立つのか。客もいない。何人かの従業員と客一人。部屋に戻って爆睡する。


個々の大学士を称える建築物


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