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福島に行こう! くろがね小屋で温泉三昧
2012/ 2/24〜26
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くろがね小屋
■ 2月24日(金) 1日目 ■
1月に安達太良山に登ろうとくろがね小屋まで行ったのですが、吹雪に恐れをなして尻尾を巻き小屋で温泉に入っただけ戻ってきてしまいました。今回は、小屋に連泊して天候を選び安達太良山に登ろうと、前夜くろがね小屋に宿泊予約の電話を入れます。天気予報は悪かったのですが、2泊目の土曜日はあいにく満室とのことでした。そこを何とかと、万一に備えシュラフ・シュラフカバー・エアーマットをザックに入れて出発です。
勢至平へ続く道
登山口のあだたら高原スキー場を14:00に出発します。前者の足跡は、ワカンのものが1人分あるだけで、その足跡も旧道から離れて馬車道を通り、そのうち樹林の間を彷徨しています。旧道は途中から雪が被って最近の踏み跡が見られないので、ワカンの足跡を辿って行くとそのうち旧道に合流し一安心です。そこからはなだらかに高度を上げ、勢至平を経てくろがね小屋に行けばいいだけです。しかし、往復とも吹雪で視界が利かなかった前回と違うところは、斜面を切った登山道に大量の雪が溜まっていて、滑り落ちないようにする必要がある場所が続いていることです。(この湯川源頭をトラバースするところは、山と渓谷社刊「日本雪山登山ルート集」でも、「雪の急斜面が広がる・・・。足下の樹林が切れていて、足がすくむ場所が何か所かある。」と注意喚起している。)
くろがね小屋
今回も、小屋で自炊をするので3日分の食料と日本酒にワインにビール、それと安達太良山に登るのがかなわない時のための本を数冊、さらに2晩目の夜に備えたシュラフなどで、75リットルのザックはパンパンになっています。登山口からくろがね小屋までの所要時間は2時間とされていますが、今回は10分オーバーで到着です。小屋では先着の人たちがビールやウィスキーを飲みながら話が盛り上がっています。山の話もありましたが、話題はどうしても「ふくしま」のことにも及びます。中身は省略するのがいいでしょう。「そこに暮らす人々が食べているモノは共に食べる。何ともささやかな仁義だが、ともあれ守らればなるまい。」とは東北学の著者の言で大いに同感するところですが、カレーライスが名物のくろがね小屋で供されるジャガイモや玉ネギが北海道産であるということは、致し方のない現実なんでしょう。明日、土曜日のくろがね小屋は満員、その後も週末は常連さんを中心に満室ということになりそうで、なによりです。
夜食です
今日は宿泊者も少ないので、夕食が済むと石炭ストーブを囲んで管理人を交えてよもやま話で盛り上がります。くろがね小屋は、登山口から2時間ほどの距離です。でも、管理人さんは一度、その道で「お父さん、お母さん」と声を上げたことがあるそうです。雪が深く5時間を越えるラッセルに、にっちもさっちも行かなくなって「だめかな」と感じたとのことでした。明日は、大勢の人が来てくれるが、場合によっては助けに行かなければならないこともあるので気を抜くことができないと、ユーモアのある笑顔の中にプロとしての姿がキリリと見え隠れしていました。
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往路 | ||
着 | 地点 | 発 |
あだたら高原スキー場 | 1400 | |
1610 | くろがね小屋 | |
所要時間 | 0210 |
総数 昨日今日