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ヒグマにも遭いました！カムイコザクラ咲くフラワーロード
ヌカビラ岳〜北戸蔦別岳〜七ッ沼縦走
（２００７/６/１９〜２０）
（２日目）

■　６月２０日　（２日目）　■

早朝のテントから１８８１峰と北カール

午前２時が予定の起床時間だった。３時には出発して，少なくとも１９６７ｍまで，できれば１９１１ｍを越えて行くはずだったが，目が覚めたらもう４時になっている。外はまだ暗そうで，風も強く吹いているし，雲も流れていて稜線に当たっている。いつものことながら，このような気象条件では自分の心が急に慎重になって，とうより早めの下山の口実ができてしまう。

戸蔦別岳（左奥）〜１８８１峰〜幌尻岳と北カール　（ヌカビラ岳から）

　今日は，登山道で会った花を再び堪能し，下りてからはゆっくりと温泉に浸かろうと決めて，のんびり朝食を摂る。日高の山々をしっかりと目に焼き付けて，今回は辞去しよう。すっかり気にいったというより，今の自分の実力で楽しんで幌尻岳に至ることができる千呂露川のコースを確かめることができただけでも大収穫である。

左から１８５６峰〜１９６７峰〜ピパイロ岳〜伏美岳　（１８８１峰から）　

　幌尻岳を中心とする日高の山々に別れを告げ、たんたんと下山に取り掛かる。ヌカビラ岳ではザックを下ろして、丹念に花々の様子を確かめてカメラに収める。

　日高の街に出て「ひだか高原荘」に向かったが，入浴は午後３時からとのこと。そこで旧穂別町の樹海温泉「はくあ」で入浴し,すっかり汗を流す。早めに着いた空港でラーメンと地ビールをいただいて，自宅に着いたのは午後１０時を過ぎていた。

下山の朝

麓で前泊すれば、北海道外から１泊２日で日高の山に無理なく行けるのだから，晩秋にまた七ッ沼まで行こう。もしかしたら、幌尻岳の頂上に立つことができるかもしれない。

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