大ドッケのフクジュソウ (2012)
2012/ 4/ 6〜7
今年は寒かったのによく咲きそろいました
大樹に寄り添いながら
■ 4月 7日 (2日目後半) ■
でも群れないのもいいですね
集団から離れて
朽ちた木に守られています
人目に付かないのでスクスクと
静かに喧噪の広場を見守っているようで
大ドッケのフクジュソウ群落地から浦山大日堂に下り、バスを待つ間に(凍結のおそれがなくなって)最近使えるようになった公衆トイレで着替えます。次の停留所で顔に皺が十分に刻まれた2人の年配のご婦人が乗車してきたので、ご挨拶をします。「今年、フクジュソウを見に行ったのだけれど、途中で帰ってきてしまったんです。」とおっしゃるので、カメラに収めた画像を見ていただきます。「うわぁ、きれ〜い。」と喜んでくれます。「どこまで行かれたのか分かりませんが大変だったでしょう。」と聞くと、「地元の集まりでフクジュソウのところに行く山道の清掃に行ったんですよ。」とのことでした。このような地元の方の理解や思いやりでフクジュソウが今までの長い間あるがままに育まれてきたというのに・・・。ものを言わぬ、思いやりを持たぬ人たちに踏まれながら見られて、今日の花たちは何を思っているのでしょう。