[HOME] [北海道の山]

高晩秋の登山口 厳寒の山頂 楽古岳
2004/11/



暴風雪の楽古岳頂上

 林道には,前日通ったと思われる車の跡が一つあり,もう朝の7時だというのに楽古岳山荘には,一升瓶を脇に置き寝ている青年がいる。風は強いものの,秋の陽射しが射し込むメナシュンベツ川河畔を縫いながら,日高の雰囲気を存分に味わって上二股から急登に取 り付く。



ホースはあっという間にコチコチに!

 ほどなくして小雪が舞い降りてきて,さらに高度を上げると雪が積もり,頂上は暴風雪の世界となっている。くだんの青年としばし山談義に花を咲かせるが,真冬の頂上の花はすぐに凍りついて枯れてしまう。先に下りた青年は,強風で帽子を飛ばされ,川では渡渉に失敗し下半身ずぶぬれになっていた。


頂上までハイマツに覆われた楽古岳

 急激な天候の変化には,防寒対策の準備が効を奏した。厳しい天候を体験した楽古岳ではあったが,いい山である。



趣のある河畔林は初秋の暖かい空気に包まれていた


快適な避難小屋はバードウォッチングの人も来て


[HOME] [北海道の山]