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北アルプス・朝日岳〜雪倉岳〜白馬岳
2017/ 7/16〜19


[第1日目の行程]
2017/ 7/16(
白馬駅〜
(JR)〜平岩駅〜(糸魚川バス)〜蓮華温泉(テント泊)


海の日のころは梅雨が明けるだろうとの予測で深夜白馬向け車を走らせた。
今回のルートは
 八方尾根〜栂池自然園〜白馬大池〜蓮華温泉(泊)〜五輪尾根〜朝日岳〜朝日小屋(泊)
 〜雪倉岳〜白馬岳(泊)〜鑓ヶ岳〜天狗山荘〜不帰キレット〜唐松岳(泊)〜八方池山
 荘〜八方尾根
であった。天気予報はヤマテンが「17日午後から回復」だったが、SCW天気予報はしばらくの間、三国境(新潟・富山・長野)方面に雨マークを付けていた。

今回の山の目的は、テント泊で花を愛でることにあった。1日目の白馬大池〜蓮華温泉の間にある天狗の庭周辺の地質は蛇紋岩であり、珍しい花との出会いが期待できるコースであるが、雨には勝てないので、電車とバスで直接蓮華温泉に向かうことにする。


乗換駅の南小谷駅で

白馬駅を08:00に発って平岩駅には10:25に着く
が、途中南小谷駅で乗り換えのため約1時間の待ち時間がある。南小谷駅の待合室は畳敷きの部屋もあっておまけにクーラーまで設置されているから1時間の待ち時間も苦にならない。平岩駅では約30分待ちで糸魚川バスの白馬岳登山バス(蓮華温泉)に連絡する。平岩駅で降車する際、運転士さんから「午後から雨になるから気を付けて下さい。」と声を掛けられる。蓮華温泉には11:55にバスが着くが車内に登山者はない。蓮華温泉に着いてみると駐車場は車や他のバスで満杯になっている。

蓮華温泉ロッジでテント泊とロッジの温泉の入浴代を支払う。ロッジ前には五輪尾根を下ってきた登山者がびしょ濡れで次々に到着していた。雨が降る前にテントを設営するためロッジから少し離れたテント場へと向かう。テント場は奥の森からの流れが幾筋かある湿ったところで、設営の場所を吟味しないと降雨の際にはテントが浸水しかねない。広大なテントサイトにこの日張られたテントは5張りであった。


蓮華温泉のテント場

テントを張り終えるころに雨が降ってきたので、傘をさして温泉に入りに行く。これまでは蓮華温泉ロッジの内湯には入ったことはないが、雨が降っており露天風呂へ入るのは山道を登らなくてはいけないので、今回は内湯に入ることとした。

内湯の泉質は単純酸性泉とのことで硫黄のほか硫酸や塩酸などの成分を含んでいるとのこと。濁った湯はとても好ましくいつまでも入っていたかったが、いい年をした男性が簡易三脚を付けたカメラを持ち込んで自撮りしていて気持ち悪く、途中で切り上げた。無知・無教養ということはいかに愚かということも自覚できない人が現代日本に生きていることに空恐ろしさを感じる。

明日の五輪尾根〜朝日小屋のコースタイムは8時間ほどであるが、なかなかコースタイム通りにはいかないところで、長ければ10時間は見込まれることから理想的には午前4時過ぎの出発を目標として早寝する。しかし、雨は夜半にはテントを叩きつける強さになって騒ぎ立てる。


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