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師走の雲取山〜酉谷山縦走
(2004・12.28〜30)


 気温 

 鴨沢から小袖までの間に雪はないが,堂所からはアイゼンの装着が必要となってくる。七ッ石山の巻き道からは徐々に積雪が多くなり,奥多摩小屋から先はまさに冬模様となっている。大ダワから芋木ドッケ,長沢山を下り水松(あららぎ)山までは,日の当たらない場所が多く雪が深い。縦走路は鹿や兎の通り道ともなっている。危険な個所は少ないが,雪で滑りやすく滑落も念頭に置く必要がある。水は酉谷避難小屋以外に出ているところはなかった。


雲取山避難小屋の夕暮れ

 気温 

 一杯水難小屋の12月26日早朝の外気温が−12℃と記されていた。雲取山頂避難小屋の朝5時の室温は4.5℃,酉谷避難小屋はこれより高いものの,窓ガラスは凍っている。

 衣服・装備 

 行動中は終始快晴無風であったことから,服装は,早朝及び午後遅くを除きTシャツに長袖シャツで十分であった。ただ,耳を覆うことができる帽子またはヘッドバンド,オーバーグローブ,保温と防水のためのスパッツ,雪目防止のためのサングラスを携行することが不可欠である。オーバーパンツも用意したい。シュラフは冬季用。アイゼンは4本歯で足りるが,万全を期したい。水分補給にテルモスの湯が重宝する。


雲取山避難小屋への道

 避難小屋 

 雲取山頂避難小屋,酉谷避難小屋は,ともに新築間もないログハウスで,環境も申し分ない。毛布,銀マットもわずかながら置かれている。一杯水避難小屋は簡素な作りながら薪ストーブがあり収容人数も多い。雲取山頂避難小屋,酉谷避難小屋からの東京相模原方面の夜景,富士の眺め,奥多摩,奥秩父の山々など眺望に優れている。


雲取山避難小屋

 温泉 

 下山後、奥多摩駅近くの割烹旅館三河屋(0428−83−2027)の温泉「氷川郷麻葉の湯」で体を温める。皇太子殿下が昭和58年,平成年の雲取登山の際に宿泊された宿。土蔵をそのまま利用したレストランが併設されている。


酉谷山避難小屋の朝

 行程 

 午前5時46分の電車に乗って7時5分奥多摩駅に着き,鴨沢には8時30分に着く。堂所,ブナ坂を通って雲取山避難小屋には午後3時40分になって着く。
 2日目,午前8時に避難小屋を発って,9時55分大ダワ,10時55分芋木ドッケ,12時40分水松山を経由し,14時45分酉谷避難小屋に到着する。
 3日目,6時45分に小屋を発ち,8時45分一杯水避難小屋から東日原には午前11時に下りた。


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