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迷走!カロー大滝からハンギョウ尾根 酉谷山避難小屋へ

2011/ 1/6〜7


カロー川谷の滝


 1月6日(1日目) 

  2011年の初登りは、奥多摩のバリエーションルート探索である。ハンギョウ尾根から長沢背稜に出て酉谷山避難小屋で泊まり、タワ尾根から上段歩道に出るルートを選んだ。真冬の平日、奥多摩の山に人の気配はあろうはずもなく2日間とも人とすれ違うことはなかった。2日間の気温は最高が±0℃、最低が−14℃であった。


やっとハンギョウ尾根に取り付いた

 車を小川谷林道へと進め、上段歩道取り付きすぐそばのスペースに停める。もう午前10時近いというのに気温は0℃である。ハンギョウ尾根の取り付き口である賀郎橋に向かいコンクリートの階段を登る。ハンギョウ尾根に取り付く踏み跡を見逃し、この先にあるのだろうと進むが、道はカロー川谷に沿っていて奥まで進み、滝を二つ見る。何とかなるだろうとさらに進むと道は二つに別れ、右に行くとヨコスズ尾根に乗りそうだった(あるいはカロー大滝か)ので、標高950m付近のカロー川谷に架けられた橋を渡って作業道に入る。


自然林のハンギョウ尾根

 この作業道をハンギョウ尾根に向かって徐々に標高を上げ、約1120mでモノレールに出合う。この作業道はモノレールとクロスしているが、作業道があまりにも立派だったので、そのまま巻きながらどこかで再びハンギョウ尾根に取り付くのだろうと先に進むとそのまま滝上谷まで続く水平道のようだったので、途中からハンギョウ尾根の支尾根に取り付き、踏み跡なき斜面をあえぎながらハンギョウ尾根に戻る。あまりの急斜面に息も上がったので寒風に吹かれながら休憩する。


坊主山の先から見た酉谷山避難小屋

 モノレールに従って巨樹の多い自然林の尾根を登ると、そこは見慣れた<林班界表18|16>の標識が立てられている長沢背稜だった。長沢背稜の登山道には雪が積もっていて、酉谷山からの足跡が一つだけあった。日差しはあるものの吹く風が冷たいので休むことなく、七跳山、坊主山を越して進み酉谷山避難小屋に到着する。小屋内の温度は±0℃、外気温は−4℃であった。水場にはチョロチョロながら水が流れていた。


流れ落ちた水は凍っているが流れはある水場

 さっそくビールを空けワインを飲み干す。寒いのに美味い。夕食を済ませてまだ午後5時だが、新聞も読んだしほかにすることがないので、シュラフに潜ってしまう。


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往路 復路
地点 地点
0950 賀朗橋 0725 酉谷山避難小屋
1245 1245 ハンギョウ尾根 0825 0825 タワ尾根分岐
1305 1305 板形ノ峰 0850 0850 大京ノクビレ
1315 1315 ハナド岩 0910 0915 ウトウノ頭
1400 1400 七跳尾根分岐 0945 0945 スズ坂ノ丸
1500 酉谷山避難小屋 1045 1045 仮小屋
1125 上段歩道取付
所要時間 5時間10分 所要時間 4時間00分