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酉谷山避難小屋から芋ノ木ドッケへ
2013/10/ 4〜5


酉谷山避難小屋


 10月5日(土) 2日目  

  予報どおり、一晩中雨が降っていた(ようだ)。と言っても、ほぼ熟睡していたので屋根を叩く雨の音は聞いてはいない。目覚めてみると篠突く雨である。朝食を摂ったのち。小屋の清掃を済ませる。今日の行程は、芋ノ木ドッケを経て太陽寺までとロングコースである。雨に降られて濡れるのも、レインスーツを着て蒸れるのも同じと、レインスーツを着用せず出発する。


雨の酉谷山避難小屋

 長沢背稜に出ると、そこからは都の水道局によって道普請がされていた。タワ尾根分岐手前の崩壊斜面はきれいに整備されていて、いつものように高巻く必要もない。岩の露頭を通過するところは、あらたに道が山側に付け替えられている。ただここは、降雨によって泥濘状態となっていて滑りやすい。


水場:注目すべきは水場の金色のパーツ

 今回の酉谷山避難小屋宿泊で、特筆すべきことは水場のパーツが取り払われていたことだ。詳細を書くことはしないが、この黄金(こがね)色のパーツは、それなりの意味、必要性があって取り付けられたものだ。(この画像はRossiRossiさんから拝借した。)樋を引き抜い手水を採れなくしたりという心ないことをする人がいるということは、この世から泥棒がいなくならないということと同様に、致し方のないことである。ただ、水場だけは触らないでほしいものだ。


今回、このパーツは取り払われていた

 この黄金色のパーツは、特に夏場に威力を発揮するものだ。しかし、今回は水の流れも豊富で、このパーツがなくても水場の水の飲用に何ら支障はなかった。 


2012年の画像:酉谷山(中央)と小黒(左)

 そぼ降る雨の芋ノ木ドッケ分岐で簡便な昼食を摂ったのち、白岩小屋に向かうと、今日初めての人と出会う。この天候だから人のでは少ないだろうとは思っていたが、太陽寺への分岐点であるお清平までに数人とすれ違っただけだった。


酉谷山と稜線 (2012年の画像)

 お清平から太陽寺を経て出発地点の大血川渓流釣り場までの長い道を歩き切る。今の望みは、雨と汗で濡れた衣服を脱ぎ捨てて、一刻も早く温泉に入ること。ただそれだけ。大滝温泉の湯船でまったりし、秩父のお蕎麦をいただいて今回の山を終了した。


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