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大平山〜酉谷山避難小屋〜仙元尾根
2014/ 2/ 1〜2

Team Hidaka Vol.


酉谷山避難小屋


 2月 2日(日) 2日目  

 小屋の宿泊者が7人もの大人数であったことから、室温は朝方で+9℃ほどもあった。コンクリートのたたきで寝たが、アルミシートとR値の高いサーマレストのお蔭で、十二分に暖かく、快適な睡眠を得ることができた。(この小屋のコンクリート上での睡眠は2回目。)陽が登らないうちにそれぞれ起床し朝食を始める。 昨年の同時期にもこの小屋でお会いした単独氏は長沢背稜を雲取山方面へ行くという。ほかの2人は空身で酉谷山を往復するということで、小屋の掃除をする。ただし、トイレだけは男性諸氏の使い方が悪く汚れているが、今回は手を付ける余裕がない。(照準が定めることができない男は、座って用を足すべし。)


水がでなければ荒れてくる

 大ドッケから合わさる稜線に出ると、沢から上がってきた人たちの適度な踏み跡があった。しかし、その踏み跡は大平山方向にいったん向かってから(積雪の多さからだろう)大ドッケ方向に引き返したようで、大平山へ向かう踏み跡はすぐになくなった。
そこから先は、雪を踏んで進むため難儀をさせられた。ラッセルを交代しながら行くが、徐々に歩みは遅くなり、大平山を越えて七跳山に着いたのは午後5時になっていた。


小川谷

 昨夕、七跳山から酉谷山避難小屋までの間の長沢背稜が、傾斜のついた斜面で、かつ足場が凍っていて危険だということで、無難にアイゼンを装着するメンバー。一杯水避難小屋で小休止し、仙元峠へと向かう。例年より雪は少ないが、その分、踏み跡が氷化している。落ちると相当下まで落ちていくところもあるので注意あれ。


長沢背稜 (酉谷山避難小屋からすぐ)

 仙元峠までの尾根筋に最近の踏み跡はわずかだったが仙元尾根から上がってきた踏み跡は多くの人数で作られていて、仙元峠を往復していた。その踏み跡を使って浦山大日堂へと向かう。当初は、踏み跡を使って積雪の斜面を容易に下ることができたが、標高が下がるにしたがって雪が少なくなると、踏み跡が完全に氷化していて危険極まりない。下山の目標時刻に向かって淡々と進む。最後の急傾斜を下っての10段ほどのコンクリートの階段も気を抜くことができなかった。
(今回のルートは、状況がよければこの時期にあっても1日目は7時間ほど、2日目は6時間ほどのコースタイムで歩くことができる。しかし、大平山界隈のラッセルには堪えた。おかげでふくらはぎが筋肉痛となった。最近、これほど筋肉痛になったことはないが、その痛さも心地いい。やっぱり山歩きは最高!)
 


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