タワ尾根〜酉谷山避難小屋(1日目)
2017/11/16〜11/17
[1日目]
2017/11/16(木)
東日原〜一石神社〜ウトウノ頭〜長沢背稜〜酉谷山避難小屋(泊)
燕岩上部
奥多摩の紅葉も最終盤とのことでしばらくぶりにタワ尾根を一石神社から登ることにした。車を東日原に停め、平日なので東日原から鍾乳洞まではバスに乗る。珍しく終点まで乗る人が多く、登山者に外国人観光客が目立った。
タワ尾根
まだ小屋の水は採れるだろうと、担いだ水は1.5リットル+1.2リットル。しばらくぶりの一石神社裏の急登が体にこたえる。タワ尾根を歩いたという最近の記録を見ると、「テープを着けてきた」という悪い感じの記載があった。案の定ベタベタと「ビニールテープ」「荷造り用ビニール紐」「手芸用テープ」「菓子箱用テープ」が多く着けられている。
巡視道近く
奥多摩の豊かな自然林の中を世事を忘れて心静かに歩こうという思いに反し、自然環境をないがしろにするこのような醜いテープがなくなることはない。人種差別はいけないというがそうだろうか。「テープ族」は好きになれない。
金袋山
最近の酉谷山避難小屋の使われ方を見ると、平日であろうと週末であろうと一定程度の利用者があり、小屋を単独で使用できるということは夢また夢のことであって、コンクリートの床に寝られるだけでもよしとしなければならない。
酉谷山避難小屋
たまたま、この時期としては水場にはしっかりと流れがある。おいしい避難小屋の水でストレートコーヒーを淹れて一息つく。そのうちに酉谷山に登っていた4人組が戻ってきて、にぎやかさが増してくる。この4人組のリーダー格が板の間で板敷を使用せず分離式のシングルバーナーで料理を始めた。「あ゛〜」、板の間が焦げそう・・・。
男山のカタクリ・エゾエンゴサク
北海道から持ち帰った日本酒「男山」を飲みながら、夕飯を作る。男山は旭川に醸造所がある。その男山が男山自然公園を管理・運営している。カタクリなどが群生しているのは突哨山(とっしょうざん)の南側で、その景観はめったに見られるものではない。なお、この近くにはベニバナヤマシャクヤクが咲く秘密の場所があるらしい。
水場
7人もの宿泊者を擁した酉谷山避難小屋の宵が更けていく。食事が済むとそれぞれ就寝体制に就く。4人組が比較的高齢な方ばかりなので、話が弾まないのか。そんな人たちが酉谷山避難小屋を目的地として登ってくる。なかなかいい光景ではないか。