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                坪山再訪 見ごろを迎えたヒカゲツツジ
                               2008/ 4/16

                      2007/4/12の坪山はこちら(イワウチワ)
                      2007/5/24の坪山はこちら
                      2008/4/12の坪山はこちら



ヒカゲツツジ(びりゅう館への尾根)

 坪山の前回(4月12日)のヒカゲツツジは、尾根の一部分だけ開花しているだけであった。「春に3日の晴れ間なし」の言葉もあり、また、春の花の時期を逃すと、関東近郊は(自分にとっては)漫然とした山歩きとなることから、天気予報で午前中の晴れ間が期待できる16日、坪山を再訪した。早朝の道路脇の駐車場は、平日ながらもうすでに車が集まり始めていて、前年善女は三々五々、西コースを登って行く。尾根を少し登ると、ヒカゲツツジは登山道を覆って咲き乱れている。ここは、倒木を用いた休憩場所のあるところで、一番先にヒカゲツツジが咲くところのようだが、どの花びらもまだ新鮮さを保っている。


ミツバツツジ

 ミツバツツジもボツボツと咲き始めていて、木々がまだ芽吹かない中にあって、ピンクの花が鮮烈な印象を与えてくれる。イワウチワは花期を過ぎようとしていて花びらの色が退色しかかっているが、坪山の頂上からびりゅう館へ下りる尾根のにあった2株は、たった今花びらを広げたようで、美しい色を見せていてた。


イワウチワ(びりゅう館への尾根)


イワウチワ(西コース)

 平日の、のどかな頂上で2日間分の新聞を広げながら早めの昼食とする。それほど広くはない頂上は、次々と登ってくる人で埋まっていく。最近お気に入りの、全粒粉パンを用いた手作りサンドイッチなどを頬ばり新聞をゆっくり読んでいたら、もう1時間以上も経っていた。カタクリが咲くという奈良倉山に登るときのために、登山口となる鶴峠の様子を見ておこうと下山する。びりゅう館への尾根道を下って、途中で「花の里」に出る尾根に外れてみる。何か花はないだろうかと。 


ヒカゲツツジ(花の里へ尾根)

 花の里への道はあまり踏まれてはいない。北側が桧の植林、南側が雑木で変化のないところである。標高600mぐらいになるとヒカゲツツジが見える。それも結構ある。西コースのように密生はしていないし、樹高もないが、それはそれで面白い。里が近づくと沢水の流れが聞こえ、沢沿いにはアズマイチゲが見られ、ナガバノスミレサイシンが綺麗な花を咲かせている。鶴峠から奈良倉山へのコースは、山の地図には載ってはいないが、登山口から見得る道は綺麗に整備された遊歩道のなっている。近くに駐車スペースもあって、坪山を歩くだけでは物足りないときにちょっと立ち寄って見たい場所である。



西コースへの道からの里


ナガバノスミレサイシン


アズマイチゲ


タチツボスミレ


ヤマブキ


ニリンソウ


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