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坪山 春まであと一歩
2012/ 4/20


ヒカゲツツジ


 訳あってここしばらく(特に泊りがけの)山には行けませんが、今日は午後の早いうちまでに山を下りれば何とかなる都合がつきました。また、人に聞かれハイキングの場所として花の山「坪山」の西ルート往復を紹介したものの、「あそこは急なところがあって、山歩きの経験の有無・足回りによっては復路に使うことは難しいのかな。」と、その確認がてら坪山に向かいました。

ミツバツツジ

 坪山に登る西ルートは急なところがあり、東ルートは頂上直下と西ルートに合流する少し手前の斜面がいやらしく、びりゅう館のルートは、右側が大きく切れているところがあるので、いわゆるハイキングコースとは言ってもそれなりの注意が必要です。西ルートは花も多く、ここを往復するのであればいいのかなとは思いましたが、今日はガスがかかっていて、登山道も土が濡れしっかりした登山靴でも下りには不向きな状態でした。


イワウチワ

 午前4時に起きて快調に車を進めましたが、カタクリは思いのほか花が進み既に萎んでしまい、イワウチワはまるで様相が一変したように少なく、またあっても色も褪せ、ミツバツツジの開花は遅れ、というように期待が大きかった分、落胆も著しくすっかり厭戦気分になってしまいました。しかし、これではいかんと、ところどころに咲くヒカゲツツジを追いかけるようにして休憩場所のあるところに来ると、そこだけはヒカゲツツジが精いっぱい花を咲かせていたのでした。


休憩場所のヒカゲツツジ

 ガスはだんだん濃くなってくるし、「もういいか」と踵を返して下ると、何組ものご高齢のグループが「イワウチワはどうでしたか。」「ヒカゲツツジは咲いていましたか。」と尋ねながら登ってきます。心とは裏腹に「きれいに咲いていましたよ。」と応じて道をあけて登り行くのを待つことにします。


スミレ

 今年はニリンソウも花の付きが悪く、スミレもほとんど咲いてはおらず、坪山の花々は裏作の年のようですが、それでも天気が良ければのんびりとした風景の里山のハイキングの場所としてはいいところであることは違いありません。いつもの路肩の駐車スペースは、氾濫した川の工事のために使えませんから、道路脇に車を停めることなくびりゅう館の駐車場を借りるべきでしょう。JR武蔵五日市駅方向に進んで、十里木の信号に至る手前に「秋川渓谷 瀬音の湯」があったので立ち寄ってみましたが、広い、きれい、静か」と三拍子の上に、地元の野菜が新鮮、格安とあって、お試しあれ。


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