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とっておきの山・ヤマシャクヤクその後 (2009年)

 5月16日 


ヤマシャクヤク

 「とっておきの山」で見つけた、ちょうど開花したてのヤマシャクヤクはどうなっているか、もう一度群生地を訪れることにした。前回、最後に出会った20株がひとかたまりのヤマシャクヤクの場所に行くと、蕾であったものがちょうど開いたばかりのみずみずしい花を見せている。その先の尾根道のすぐ脇で咲いていたものはひとひら花びらを落としているが、そのほかはほとんどが純白の花を付けたままで、まさに今が盛りである。そのすぐ下の斜面に下りると、100株ほどのヤマシャクヤクが群落をなしている。手短にデジカメで撮影して尾根路に戻り、登路をたどる。

 もうこれ以上登ってヤマシャクヤクを探しても数本あるかないかなので、元の道をたどる。ふたたびヤマシャクヤクの咲く場所に戻り、さらに斜面を下って大きな群落の様子を見る。花びらを落としかけたものもあるが、それも風情である。今が旬のヤマシャクヤクに別れを告げて獣道をたどって山道に戻ると、明るい声の二人連れが先を歩いていた。


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