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花咲く草原散歩
湯ノ沢峠(大蔵高丸〜破魔射場丸)
2010/ 8/23
日高の山登りで相当、体のあちこちが参っている。ならば、花咲く草原で足慣らし・・・。午前3時半に目覚ましをかけて、車で下道をせっせと走る。湯ノ沢林道に入ると、フシグロセンノウがところどころに咲いているが、まずは草原へと急ぐ。
マツムシソウ
湯ノ沢峠に車を止めて、さっそく草原に向かう。タチフウロやタムラソウなどが草原を彩っている。あれほど晴れていた空が急に曇ってガスが流れてくる。マツムシソウがところどころに顔を出す。ほとんどがロープの先にあるが、2輪だけロープの間際にあって画像に収めることができた。
ルリトラノオ
クガイソウを多く見る。しかし、この花はクガイソウに似ているがちょっと趣が違う。ルリトラノオだろうか。青色の花はこのほかにツリガネニンジンがあった。
ヤナギラン
熊笹の中の道を下ると花が終わりかけたヤナギラン残っていた。行きにはこの花しか目に付かなかった。湯ノ沢峠から破魔射場丸の間に見かけたヤナギランは数株と少ない。
タムラソウ
アザミと思っていたら、タムラソウというらしい。この草原のどこかしこに咲いていて、旺盛なイネ科の植物の中にあって、がんばっているといった感じである。
フウロ
フウロは、草原全体を覆っていて、濃い色や薄い色、それにタチフウロの白花も多く飽きることがない。草原の今を代表する花の一つだ。
タチフウロ
ハナイカリ
よく注意すればもっとあったのかもしれないが、ハナイカリは2株しか見つからなかった。湯ノ沢峠のお花畑の標識から大蔵高丸への旧コースを左に見て、ロープに従って歩いた散歩道にあった。
フシグロセンノウ
フシグロセンノウは、湯ノ沢峠に向かう林道をずいぶんと走った林道脇の斜面に咲いていて、草原の中では見ることがなかった。
帰路、湯ノ沢峠から少し下った砂利道の林道脇で手が切れるほど冷たい湧き水で顔を洗う。顔を上げると奥にヤマトリカブトが咲いていた。
コオニユリ
フシグロセンノウを見ようと徐行運転をしていると、前方にツーリングのバイクを2台見つける。左に寄って道を譲ると、2台目の女性ライダーが目礼をして通り抜けていく。山でも然り、コミュニケーション能力に長けているのは女性だといつも感じる。先に進んで湯ノ沢峠への登山口に着くと、コオニユリが登山道標識の脇で、訪れる人を待っていた。
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