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北海道A岳に自生するホテイアツモリソウ


 2011/ 6/16 


右の株の葉は食害に遭っているようですが蕾が透けて見えます

 アツモリソウに関する資料を見ていると、北海道の道北にホテイアツモリソウの植生がある(あった)との記述が目に留まりました。崕山モニター登山会に参加するために北海道に行きましたが、その日までに2日半の余裕があったので、うち1日を道北の某地でのホテイアツモリソウ探しに当てました。


3株は確認できましたが、もっとあってのよさそうなところでした。

 一見の訪問者が地理不案内な場所でいとも易々とアツモリソウを見付けることは困難至極です。そこはやはり地元の花好きの古老?とのコミュニケーションが重要になります。では、だれが花好きの古老なのか、取り敢えず花が好きそうな人に声を掛けてみます。古老にデジカメに保存してある「とっておきの山のアツモリソウ」の画像を見てもらいます。すると「あるよ。でも今年は花が少ないかもしれないな。」というのです。

 
こんなところで、ちょこっと蕾を見せています。

 

 もうなると、もうそれ以上細かいことを聞く必要はありません。ホテイアツモリソウ探しに出かけます。ここはA岳から遥か離れた麓です。そんな標高の低いところに目星を付けて歩きます。そうするとイタドリやヨモギやフキの間にほのかに赤いものが見えます。あったぁ〜!まだ蕾ですが、手付かずの自生のホテイアツモリソウです。周りの草も踏まれていません。


ちょこっと空間があったのでのぞきに行くと猫ちゃんの休憩場所でした。

 このホテイアツモリソウのすぐそばの草むらに空間がありました。遠目にはキタキツネのようにも見えましたが、よく見ると猫ちゃんでした。ホテイアツモリソウを守っているのでしょうか。ということは、この場所の地理的環境が推察されますので、なんらかの参考になるとは思います。


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