崕山のホテイアツモリソウをもっと見てみる
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■ 2011/ 6/17〜18 ■
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頂上基部のホテイアツモリソウなどの楽園を見ると、ほどなく下山の時となってしまいました。下山路にもホテイアツモリソウはありますよとのことでした。そのとおり、あるにはありましたが、いずれも虜の身になったホテイアツモリソウだったのです。・
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上の画像のどこかにホテイアツモリソウがあります。さてどこにあるのでしょうか。1株がこちらをちらっと横目で見ているようです。・
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下山路のホテイアツモリソウは囚われの身となったものがほとんどでしたが、それでも孤独を愛する者は、石灰岩の基部に、あるいは笹薮の中に、あるいは笹薮からちょこっと顔を出しています。
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このモニター登山会では多くのことを学びました。そのことについては、あらためて別なページに記録しようと思うのですが、学んだことのひとつに、ホテイアツモリソウは、「誰かに見てもらいたいんですよ。隠れてばかりいては嫌ですよ。」と言っているということです。下山が始まると隊列を崩したり、写真を撮るのに人を待たせたりすることはなかなか憚られることでした。それでも、笹薮の中のホテイアツモリソウを見付けた時は、「見てほしい。」と草むらの中にじっと潜んでいるのではなく、視線をこちらに向けているような気がしました。このことは、今回のモニター登山の前に訪ねたほかの2か所のホテイアツモリソウが、まったく同じようなことを言っていたので、これはホテイアツモリソウの共通語のような気がしたのです。それとも妄想でしょうか。