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寒くなったから山の温泉で 雲取山
2011/11/25〜26


七ッ石尾根から 富士山


 11月25日(金) 1日目  

 


東日原から稲村岩

 もう山の紅葉も終盤を過ぎてしまい、雪が降る前に和名倉山へでもと思い2泊のルートを用意したのですが、寒気の南下とともにモチベーションも下がってしまったので、山登りのついでに湯に浸かることができるところはと、今回は雲取山から三条の湯を歩くことにしました。


残り少なくなりました

 三条の湯は、2002年10月に後山林道から水無尾根を登って三条ダルミから飛龍山に登った時に通過し、いつかはここの風呂に入ってみたいと思っていたところです。今回は、鴨沢から登り尾根を使って雲取山に登ったあとに三条の湯に下りるロングコースとしたので、早めに出発するようにしました。


いい雰囲気

 そうは言っても、高速を使っても鴨沢に着いたのは午前7時前でした。駐車スペースの少ない鴨沢ですが、2台分の空きがあったので車を停め早々に出発します。今回はテント泊なので、普段より2〜3kgザックは重くなりましたが、いつものように淡々と登ります。登山開始時の気温は0度と寒いのですが、真夏と同じ服装に薄いウィンドウブレーカー1枚を余分に着込んでちょうどいい状態です。


老樹

 大きな駐車スペースがある小袖乗越に着くと、カラフルな服装をした4人の若者が出発するところでした。その後3人ほどが私を追い抜いて行ったほかは、登って行く人はいなかったので静かな山道歩きを楽しむことができたのでした。ただ、先に進むにしたがって下山してくる人が結構いたのですが、まだ午前9時近辺のことなので、この人たちは小屋などに泊まった人たちでしょう。それにしても平日でこれほどの人が登っていたのかいうほどの人数でした。


赤い実

 今回は、三条の湯までの所要時間を7時間ほどと見込み、休憩も要所要所でしっかりとって、到着を午後4時ごろと予想して計画しました。しかし、実際は雲取山の頂上までの間、ほとんど休みらしい休みも取らず、約5時間で到着したのでした。ウサギとカメの寓話を思い出しながら歩いていたのですが、遅々とした歩みもそれを継続すれば大きな成果になることは、山登りも人生も同じだなと思うものの、そのようなことはもっと若いときに納得しておかないといけないことではありますね。


長沢背稜一の崩壊地

 今日は快晴で空気も乾いているようです。七ッ石尾根から端正な富士山が見えましたが、こんなに遠くなのにすごく間近に見えるような感じがします。雲取山の頂上からは富士山のほか、南アルプスの山々を見ることができます。そのうち北岳、塩見岳、赤石岳、聖岳は今年(2011年)に登った3,000m級の山であり、それぞれの山に深い感慨があります。


酉谷山

 雲取山頂上からすぐ南にある雲取山避難小屋前では、今日は日帰りだと言って先に到着した若者が宴会を開いています。まだ12時を少し回ったばかりなのでゆっくりしているようです。私はこれから三条の湯まで約1,000m下りて、それからテントの設営があるし、明るいうちからお風呂に浸かってのんびりしたいので先を急ぎます。登山口から雲取山の頂上までの間、水以外何も口にしていませんが、今日は時間が優先ですから昼食は摂らないことにして先に進みます。


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往路    復路   
 着  地点 発  着  地点  発 
   鴨沢 0710    三条の湯 0700 
0740   小袖乗越 0740 0805  水場 0810
0950   堂所 0955  0915  サオラ峠 0915
1040  ブナ坂 1040 0955  丹波天平 0955 
1120   奥多摩小屋 1120 1100  親川 1100 
1210   雲取山 1220 1145  鴨沢
1240  三条ダルミ 1245   
1410  三条の湯  
 所要時間 0700 所要時間   0445