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酉谷山避難小屋から仙元尾根を下る
2011/ 2/ 3〜4


酉谷山避難小屋


 2月 4日 (2日目) 

 隣の人が真夜中にトイレに起きたのでいったん目が覚めたが、いつものように湯たんぽのおかげで快適な睡眠を取ることができた。午前5時の小屋の外の気温はマイナス6度、小屋内はマイナス1度と暖かい。長い仙元尾根を下ることからすぐ身支度と朝ごはんの準備をする。


夜明け

 いつもより暖かいとはいえ、気温マイナス6度の外に出ると冷気が顔に刺さる。それでもしばらくすると体が火照ってきて汗をかくようになる。いつもの見慣れた風景の登山道をサクサクと歩く。今日はただ下るだけ。ほかに何もすることがない。ラジオを聴きながら歩く。


大ネド尾根と武甲山

 まだ朝早くおなかも空いてはいないが、一杯水避難小屋にはいつも立ち寄るので今日も小屋のドアを開けてみる。開けっ放しにしたドアから強い日差しが入ってきて暖かい。ザックをおろしポットの温かい飲み物を飲んで一服する。この小屋もいつもきれいにされている。小屋を出て仙元尾根方向に向かって長沢背稜を少し歩くと水場に着く。水場は凍っていて水の流れはない。


棒杭尾根


そうかもしれない


仙元峠から天目背稜を見る

 仙元尾根の尻尾は、浦山大日堂につながっている。「昔の仙元峠はこの付近だったのではなかろうか(?)」という板っ切れの言葉のとおり、大日堂に下りるまでの急傾斜の道には古をしのぶものは何もない。植林の木々もどれももやしのようで、歴史を感じさせない。仙元峠には祠が祭られていることから、もともとこの場所であったといえるかもしれないが、川俣からの道は浦山大日堂から直接に急な山の斜面を登るのではなく、細久保谷を遡って大楢と仙元尾根の間の今の作業道を登ってきた・・・ということはないだろうか。


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