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大ドッケのフクジュソウ (2014)
2014/ 4/ 8


日帰りで2つの山を登るつもりで家を出てきた。
しかし、メインは今年大雪に見舞われて撤退者が続出(山林の所有者さん談)している大ドッケ。
前回深いデブリを目の当たりにした沢を遡行せず、
今回は峠ノ尾根をお地蔵さんのところから大ドッケへと登ることとする。
峠道の雪はすっかり溶け、大ドッケでようやく残雪を見る。

(2013年秋、峠ノ尾根を下った50人規模のパーティの道間違い事故が発生している。
大ドッケから下るとき、太い尾根から峠ノ尾根に入るにはよほどの注意が必要。)


峠ノ尾根〜大ドッケ間には、おびただしい最近の赤テープが付けられている。
その間隔は80歩から200歩である。
そのテープは、一般の登山者はほとんど使うことが稀と言ってよい非粘着テープである。
このテープを最初から最後まで徹底的にこれでもかと括り付ける様は、偏執的であり病的である。
踏み跡は多人数であり、ネットで検索すると3日前に都内(品川)の山岳会が歩いている。

大ドッケを左に折れて大平山への稜線を辿る。
途中二重山稜状のところからはっきりした踏み跡をたどって斜面を下りる。

群落地は周囲が雪に覆われている。
深く積もった雪も木の周辺は融けていてフクジュソウが花を咲かせている。

雪が早く溶けたところはもう花は終わりかけている。
この絨毯は素晴らしい!

深い雪がようやく融けて花開いたばかり。

周辺の雪が解けたので顔を出したばかり。

このフクジュソウはもう終盤を迎えている

群落地のすぐ下の様子。
深いところはまだ3mほどのデブリがある。

沢から上がるときの尾根を乗越したところがまだこんな状態。
とにかく踏み抜きに注意。
岩場の崩壊か所にはシュリンゲが2本残置されていた。

品川の山岳会「品川山の会“さんかくてん”」のHPを見ると、野生動物に食いちぎられ蠅が群がる子鹿の生々しい哀れな屍体の画像がアップされている。そのような情景を詳らかにする必要性がどこにあろうか。
HPの大ドッケに関するそのほかの画像・情報からも、
山の会とはどうしてこのような感性になるのかなあと不思議でならない。
とにかく大ドッケ〜峠ノ尾根間に付けられたおびただしい数の赤テープは、
括り付けた人の責任において撤去されるべきである。


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