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南アルプス 晩秋の光岳(光岳小屋の冬季小屋を使う)
2016/10/11~14


5人家族 母親はお隠れに・・・。


 10月13日(水)3日目  
光岳小屋04:39~09:03茶臼小屋09:28~12:59横窪沢小屋10:58~14:30畑薙ダム・沼平ゲート
(行動時間08:05 休憩時間01:46=所要総時間09:51)
 


四人兄弟

 今回の登山の当初計画ではぎりぎりまで、3日目は光岳小屋を出発して茶臼小屋を経由し横窪沢小屋の冬季小屋にお世話になる予定にしていた。しかし、横窪沢小屋に泊まると中途半端な時間に到着してしまい、日程の使い方がもったいない。また、これまで何度も南アルプスの山を登っていながら、毎回のように日帰り温泉のみの利用となっていた静岡市営・赤石温泉白樺荘には一度も宿泊したことがないことに思いが至った。


茶臼小屋

 そこで、白樺荘に電話をしてみると2呼吸おいてから部屋はだいじょうぶとの答えをもらう。当初計画の通り横窪沢小屋(冬季小屋)に宿泊する場合は、光岳小屋を07:00ごろに出発するとしても14:00には到着することになる。横窪沢小屋(冬季小屋)ではそれ以降の時間を持て余してしまいそうな時間配分となってしまう。横窪沢小屋から沼平のゲート前までの所要時間は03:40であり、光岳小屋を04:30ごろに出れば途中十分な休憩を取っても16:30には下山することができる。そんな目論見を立てた。


横窪沢小屋 冬季小屋

 実際には、計画より20分早い04:40に小屋を発ち、途中合わせて2時間近い休憩を各所で取りながら沼平ゲートには14:30に下りてしまった。このごろはもう、テント泊や避難小屋あるいは冬季小屋宿泊の縦走装備で山を歩くには、所々で脚のストレッチを入念に行い筋肉を労わってやることを欠かすことができない。


横窪沢小屋 冬季小屋内部

 山地図による光岳小屋~茶臼小屋~沼平ゲートまでの所要時間は12:10で、これは40~50歳の登山経験者が夏山の小屋泊まりの装備で歩くことを前提にしている。という自慢話はここまでとして、この歳になるといくらサクサクと歩くことができてもそれは1時間ほどの短い区間のことであって、膝に負担が感じられるので心と体のクールダウンが何度も必要になってくるのは致し方ない。


畑薙大吊橋

 ヤレヤレ峠で最後の休憩を取り、行動食を食して大吊り橋までを残すことになった。このコース全体中の難所と言えば峠と吊り橋の間の急峻な斜面にあると思っている。いつもこのか所の下りの40分間には細心の注意を払っている。ここで足を踏み外したら木にでもぶつからない限り相当下まで滑落していくことだろう。


大吊橋

 無事大吊橋を渡り終える。40分ほどの林道歩きが待っているが、安堵感で緊張が解きほぐされる一瞬である。普段は見ることができないコバルトブルーの湖面がことのほか美しい。林道沿いのノコンギクにアサギマダラが群れている。 

 
アサギマダラ

 赤石温泉白樺荘に車を停める。駐車場でdocomoの電波を拾うことができるので、登山終了の連絡のメールを行程管理人に入れる。3日間の汗を流し冷えた体を湯船に沈める。露天風呂からは茶臼岳を望むことができる。ビールと地酒が腹にしみて心地よい。今回も充実した山歩きを楽しむことができた。


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