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北海道某地のヤマシャクヤク植生地探訪
(2016)


ヤマシャクヤクが待つ森は美しい


 2016/ 5/10 


森の春には様々な花が待っている

 まだ冬の寒い時に、バニラエアが札幌便を片道2000円でバーゲンしていたから、日高で花見をしようと予約していた。しかし、この時期は、本州のヤマシャクヤクが満開の時期である。今となってみればこの計画はなかったのだけれど、とりあえず新千歳空港に降り立つ。レンタカーを借り目的地へと急ぐ。


いつもより離れたところに(それもベニバナの)植生があった

 もう少し早ければフクジュソウやコケイランが咲く森に分け入る。この地は標高10m内外である。本州のヤマシャクヤクの植生地は標高1000m内外なので、ヤマシャクヤクの植生が標高の低い平地にあることは北海道という地理的、気候的環境からみて不思議なことではない。


このような風景の中ではヤマシャクヤクは咲かない

 この森には、ヤマシャクヤクが17株ほどあった。しかし、今回いくら探しても、それらの株はどれ一つ見つけ出すことができなかった。盗掘か。それでも、これまで足を向けなかった場所で(ベニ)ヤマシャクヤク数株を見つけることができた。


これまではベニバナヤマシャクヤクは見かけなかったが・・・

 さらに探索を進めると、再び数株を見る。その後ヤマシャクヤクを探し歩くが、一株もない。この場所はこれまでネットに載せられていない。本州から行った者が探し当てられたのだから、地元民が見出すことが不可能なわけはない。今回は、ベニバナヤマシャクヤクの開花時期に2週間以上早かったので、蕾を見ただけで満足としよう。


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