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キタダケソウが見たくて
北 岳

2007/ 7/1〜2



南東斜面のキタダケソウ

 7月2日(日)

 布団に入って片足の靴下を脱いだことは覚えているが,もう片足の靴下を脱ぐ前に熟睡してしまったようだ。外は数が強く雨も落ち,時間も4時を少し過ぎたばかりだというのに,若い女性のグループがもう出立していく。

 小屋の主から,雪渓が締まりすぎているので八本歯ノコルから下るのはやめて欲しいとの注意があり,予定を変更してもと来た道を戻る。北岳の頂上までの間は特に風雨が強い。ペテガリ岳からコイカクシュサツナイ岳までの悪夢の3日間を思い出すが,登山道がはっきりしているので比較にならない


キタダケソウ

 大きな雨が落ちる前に広河原に着いて一番のバスにも乗れて時間があったので,芦安で温泉に向かう。縦走予定のテント泊の女性も下りてきていて,「風は強かったけれどテントの中は快適でしたよ」とは言うが,この天候では大門沢までたどり着くのは至難のことだろう。

 同室となった人からキバナノアツモリソウの咲く場所を聞いたので,近いうちにふたたび登って,気になった踏み跡をたどってみることとしたい。(2006・7・10)


キタダケソウと棲み分けられているチョウノスケソウ

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