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徳ちゃん新道から雪の甲武信ヶ岳
2008/12/8〜9


 12月9日(2日目)


甲武信ヶ岳から国師ヶ岳〜金峰山の稜線

 夜明け前に起き、ヘッドランプを点けて下山する予定だったが、あまりにも布団の中が心地よいので、起き出したのは午前6時過ぎになってしまった。ガスのカートリッジも布団の中に入れておいたから、凍える寒さの冬期小屋内でも、しっかりお湯を沸かしてくれる。布団を片付けパッキングを終えてから、備え付けのモップで床を拭いて出発する。


八ヶ岳

 登山道はアイゼンがサクサクと効いて心地よい。木賊山への登りもなんなく通過する。鶏冠(とさか)尾根に通じる踏み跡は見出せないが、立派な標識が立っていて、「通行止」と書かれている。ここの辺りの雪が一番深いが、それでも30cm程度であろうか。小屋のノートには「ラッセルしして来た」だったとか「次回はワカンを持ってこなくては」とか書いてあるし、テープが木の高いところに付けられているところを見ると、真冬には相当な積雪があるのだろう。


鶏冠山への分岐と標識(通行止)

 徳ちゃん新道に入ると視界が開け、正面に富士山が、右手に鶏冠尾根が見え、その先に国師ヶ岳などを望むことができる。新道は南向きではあるが、樹林帯やシャクナゲのトンネルのせいでアイスバーンとなっていて、当然急な下りだが、10本歯のアイゼンががっちりと支えてくれる。サクサク、サクサクと快調な脚裁きであっという間にヌク沢に下りる分岐に着く。
 しかし、好事魔多し。アイゼンが不要となった登山道がカラマツの葉で覆われていて、その下が濡れた赤土であるということを考えていなかった。大きく脚を滑らしてズボンの尻やザックにたっぷりと泥をつけてしまう。それも2回も・・・・。
 


鶏冠尾根と国師ヶ岳方面

 そうこうするうち徳ちゃん新道の入口に着いてしまった。前回の笊ヶ岳に続いて今回も誰にも会うことのない静かな山歩きであった。この山に入る前日に今使っているオスプレイのザック、クレセント75よりさらに大きいクレセント90をヤフオクで落札、購入した。その大きなザックを背負っての北海道の山に登るときのパッキングはどうしようか、それより90リットルものザックを背負って歩けるのだろうか、そしていつまで背負えるのだろうかなどと考えながら車に向かう。もう心は2009年の夏山に飛んで行ってしまっている。まだ、1月の雪の山が待っているというのに・・・・。 


もうとうに廃盤となった大好きなラピスブルーのクレセント90が間もなくやってくる♪

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場所
. 道の駅みとみ 0850 1100 .
0920 西沢山荘 0925 1025 1025
1155 広瀬・1869m 1155 0900 0910
1420 雁坂峠への分岐 1425 0737 0737
1430 木賊山 1435 0730 0730
1500 甲武信小屋 1505 .
1525 甲武信ヶ岳頂上 1545 .
1600 甲武信小屋 . . 0705