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タワ尾根三昧 酉谷山避難小屋(往復)
2014/ 1/17〜18


日暮れの富士山(小屋から)


 1月17日(金) 1日目  

 ヤマレコの最近の記録を見ると、酉谷山避難小屋の水場は流れがない。90リットルのオスプレイのザックに、4リットルの水をはじめ、不要不急のものもをザックに詰め込み訓練の一環として一石神社からタワ尾根に取り付く。一石神社からは札内岳ジャンクション・ピークへの登りと酷似した急登であるが、ザックの重さで体を後ろに引っ張られるのは、日高での体験と同様である。


健在なり

 タワ尾根には、1週間ほど前に歩いたと思われる踏み跡が続く。しばらくぶりの90リットルのザックにエネルギーを吸い取られながら、これは訓練、日高縦走の訓練と言い聞かせる。そのぐらい、日高縦走では苦しい山行を強いられた。しかし、タワ尾根を訓練場所とする限り、日高の真の苦しさを味わうことはできない。2013年の夏山でエサオマントッタベツ岳〜カムイエクウチカウシ山をやり切った記録がないという事実は、その真の苦痛を想像できないことによるものなのか。


小屋が見える

 なぜ90リットルもの容量のザックを背負ったのか。それは年齢をプラスすること(加齢とは言わない)による体力減衰という当たり前の事象に対する挑戦である。それを克服することが出来なければ、日高の縦走などと言うことは夢物語にならざるを得ない。北海道に住んでいようが、北海道の山を登っていようが、日高の山を容易に登ることができるかという問いには「否」と言うしかない。そんな山に挑戦するためには、若い(と言っても50歳代)ときとは違って、十全な準備をしておく必要がある。


酉谷山避難小屋

 そんなことを思いながら酉谷山避難小屋に近づいていく。長沢背稜はタワ尾根から続くトレースと、雲取山から続くトレースが重なって歩きやすい。今回は、結構サクサクと歩くことができたはずではあるが、やはり、90リットルのザックを背負うとなかなか厳しいものがある。 長沢背稜の登山道は、前回の年末のときとは違って雪も少ない。タワ尾根ノ頭下部から酉谷山避難小屋までは、快調に飛ばすことができた。姿が見えてきた酉谷山避難小屋は、ひっそりとしているようで人の気配は感じなかった。いつものように日本酒をたんまり飲んで、快眠!


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復路   
 着  地点 発  着  地点  発 
   東日原    酉谷山避難小屋       
 酉谷山避難小屋    東日原BS  
 所要時間 所要時間