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白馬岳鑓温泉から猿倉に下りる Part2 (2012)
 7月18日 



鑓温泉は遥か遠くになる



ノビネチドリとハクサンチドリ

 夜明け前から露天風呂に陣取り、御来光を待ちます。もう男性陣は総動員といった様相になっています。尾根から雲が流れ込み、ガスが湧き上がるなどですっきりとはしませんが、縦走のフィナーレを飾るものとしては十分です。小屋泊まりの人は出立しもういなくなってしまいました。テント泊の3人だけが残っています。

ミヤマキンポウゲ

 夜が明けるにつれて日差しもあるようになり、小屋の向かいの尾根のおびただしいキヌガサソウの群落が見えてきます。温泉のお湯が流れる岩場の向こうには、これまでに見たこともないようなノビネチドリの群れがありますが、禁を犯してまで見に行くことはしません。


オオサクラソウ

 鑓温泉のルートの通行止め措置以前の記録を見ると、鑓温泉から雪渓を下ってトラバースする際の取付きを間違って大きくルートミスしたのがありますが、実際にその場に立ってみると、分かるような気がします。小屋明け直前の時期に下山ルートを探せず小屋に泊まらせてもらったとの今年の記録もありますが、雪がなくても特に杓子沢前後の急な斜面を流れる細かい沢を横切り雪渓を渡る際には、細心の注意が必要だと痛感したのでした。(鑓温泉から三次郎沢近辺までは、ルートになんの手も付けられていないと言っていいでしょう。)


キヌガサソウ

 大出原のお花畑は雪渓に埋まっていて見ることがかないませんでした。それでも鑓温泉周辺の花や、三次郎沢から双子岩近辺やや小日向ノコルまでの間の花々は素晴らしいものでした。黒岩平、アヤメ平、朝日岳、雪倉岳、白馬三山の稜線でこれでもかというほど花を眺めてきたので、そういったところには及ばないものの、それぞれの花がそれぞれの咲くべきところに棲み分けてきちんと咲いている様子を見るのはうれしい限りです。標高1800mの露岩にミヤマアズマギクがたくさん咲いていたのは特に印象的です。


親不知から長い行程でした 鑓温泉登山口

 小日向ノコルを過ぎて標高を落とすと池沼があります。木陰にザックを下ろして休んでいると、四国からのテント泊者が追い付いてきます。あれこれと話し込んで、ようやく腰を上げます。ニッコウキスゲが咲く山肌に気をよくし、まだ標高のある草付きの斜面ではア○モ○ソウはないかと余分な目線をやります。そんなところから樹林帯に入ってせっせと標高を落とすと鑓温泉の取付きです。猿倉荘に下り着くと鑓温泉で顔見知りとなった人たちと再会し、お互いの健闘を称えます。念願の日本海からの真っ向勝負は、2回転倒するも事故なく、ようやくフィナーレを迎えたのでした。


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