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ツクモグサの咲く白馬岳でテント泊 2012
 6月17日〜18日 



白馬の街から


先週末に計画していた白馬岳〜雪倉岳〜白馬鑓ヶ岳だったのですが、
稜線で風速25mの風が予想されていたので、急きょアツモリソウ探しに振り替えました。
おかげで自生のアツモリソウを見つけたのはよかったものの、
ツクモグサの三大聖地のうち(白馬岳、八ヶ岳、ピパイロ岳)、
白馬岳のものだけはまだ見ていません。



アツモリソウ



ということで、ふたたび中央高速に乗り猿倉にまっしぐらです。
猿倉荘の登山者用臨時駐車場に車を停めて、いざ大雪渓へ。
でも、テントでの2泊の装備はずっしりと重く、肩と腰に響きます。



まだ猿倉荘から上がって長走沢を渡ったころから花のオンパレードです。
シラネアオイ、ニリンソウ、キヌガサソウ・サンカヨウ・ショウジョウバカマ
・ミヤマタカバミ・・・・・。
河畔の林床のシラネアオイが新緑と相まって特にきれいです。



白馬尻小屋は、まだ全体が組み立てられていません。
ここで一服し、いよいよ大雪渓の本番です。
今回は、10本歯のアイゼンを装着しましたが、トラバースは切られているしと軽く考え、
ピッケルは持参しませんでした。(下山の時に怖い目に・・・。)


白馬大雪渓は、傾斜角度約20℃のほぼ一直線の登路でが、
さらに斜度のきついところがあります。
ところどころにデブリがあり、巨岩もゴロゴロしています。
2011年の雪崩死亡事故は記憶に新しいところです。


ほぼ夏道の時間で登ってきました。
村営頂上宿舎が見えてはいるのですが、なかなか近づくことはできません。
もう足の筋肉の間に脂肪は残っていないようです。
10歩登っては休み・・・、とだましながらようやく着きました。



強風がテント場を吹き抜けています。
2011年初冬、吹雪のカムイエクウチカウシ山でのテント設営時の二の舞を踏まないよう、
慎重にテントを設営します。

一晩中、強烈な風がテントを襲います。
(おかげで買ったばかりのテントのポールが、2本とも曲がってしまいました。)
この風の強さは北戸蔦別岳以来のものです。
あのときはテントがあちこち破れてしまいましたが、今回はそこまでいきません。
慣れとは恐ろしいものです。よく寝ることができました。
(それだけ疲れていただけの話しですが・・・。)


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