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唔策新道〜谷川岳〜西黒尾根縦走
２００８/１０/２１〜２２

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　■　１０月２２日（２日目）■

中ゴー尾根から流れる雲海（肩ノ小屋から）

　昨夜の一喝が効いたのか、その後の小屋は朝まで静寂が包んだ。だが一喝が効きすぎて、午前５時になるというのに身支度をする人はまだいない。狭い腰掛、暑すぎたシュラフで２、３度目を覚ましたので、すっきり感がない。土樽駅での駅寝といい、テントだったらこのようなことはなかったのにという後悔は役に立たない。万太郎山への稜線がだんだん朝日に照らされてくる。

西黒尾根からトマノ耳、オキの耳を望む

　食事を済ませて外に出ると、稜線を越えてガスが万太郎谷に落ちている。西黒尾根方向も靄がかかっている。ザンゲ岩、ラクダのコブを経て巌剛新道分岐を分けず進む。岩場、鎖場の連続を淡々と下るとマチゲ沢と谷川岳をのぞくことができるビューポイントに達する。ここは２００１年７月に登ってきた際、暑さのあまりバテバテとなって休憩を長く取った場所だ。

暑かった２００１年の休憩場所（ラクダのコブ）

　一番のバスで水上に出て温泉に浸かりたい一心で先を急ぐ。ＧＰＳは間もなく土合口に着くことを示すが、そこは、旧国道であり、谷川岳ロープウェイのバス停はまだ先だ。懸命に走ったが間に合わなかったので、すっかり着替えて次のバスを待つ。水上駅へ出て朝からビールとつまみを持って上越線に乗る。

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