[HOME][1日目]


酉谷山避難小屋からヨコスズ尾根
2013/10/11〜12


酉谷山避難小屋の露岩に咲くオヤマリンドウ


 10月12日(土) 2日目  

  入口付近に寝た単独氏は、少し早目の出発だったのだが遠慮されて、起床時間をのんびり派に合わせたようだった。昨日の小屋一番乗りの先着者は天祖山周りとのことで、そこそこの時間に出発して行く。残った2人で、小屋の清掃活動に勤しむ。昨日バス停で会った生徒たちは、一杯水避難小屋に宿泊した前日(9日)に酉谷山避難小屋に宿泊したが「小屋をきれいに掃除してきました。」と言っていた。そのとおり小屋はきれいだった。ただ、誰の仕業か分からないが、「うんこ」を付けたトイレブラシが棚の上に放置されていた。こんなにうんこを付けられていては、掃除をしたくても触りたくもないのが心情だ。(水でふやかしトイレットペーパーで懇ろにうんこを除去しておいた。)


前夕の富士山

 そんなわけですっかりきれいさっぱり、すっきりした小屋を後にして長沢背稜を一杯水に向かう。途中、ハナド岩から澄み切った風景の中の雲取山を眺めたのち、ハンギョウ尾根の取付き口を越え、陽光を浴びる一杯水避難小屋に着く。ちょうど仙元尾根から4時間で来たという熟練者と立ち話の後、外のテーブルで食糧をあれこれ出してお腹を満たす。


御触れには忠実に従うのが定め!

 すっかり休憩モードになってしまったので切り上げることにして、ヨコスズ尾根を下る。酉谷山避難小屋が垣間見える尾根で、単独者と交差する。「どこまで?」と聞くと、酉谷山避難小屋までとのことだった。その後も大きなザックを背負った単独者とすれ違うが、時間的に酉谷山までと思われる。天気もいいし、タワ尾根からも登るし、雲取山からも、秩父側からもと言うことでさぞかし今夜の酉谷山は賑やかになることだろう。


朝陽を浴びる酉谷山避難小屋

 それにしても、植林帯が始まるとヨコスズ尾根の下りは急で、足腰にずっしり響く。東日原に着くと、たった2日間の汗でスマートウールのTシャツも臭いを発していることから奥多摩駅まで急ぎ、なにはともあれ「もえぎの湯」に入る。
 帰宅して槍岳山荘のホームページのライブカメラを見ると、カメラに雪が付着しているだけの映像だった。やはり、ヤマテンに従って近場にしてよかったと思われる2日間であった。 


[参考画像] 2013/10/12 17:09の槍ヶ岳のライブカメラ (槍ヶ岳山荘のホームページから借用)


[HOME][1日目]