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台風が来るから酉谷山避難小屋へ
2014/10/ 3〜4


酉谷山避難小屋


 10月3日(金)

 10/3〜4の日程で、南アルプス・鳳凰三山に位置する南御室小屋にテントを張って、稜線の秋景色を楽しもうと思っていた。ところが、ヤマテンの配信では2日間とも雨模様の予報であった。この予報にあがらってまで行くほどの技量も度量もないので、この計画は中止としたが、どこかに行かないと体がムズムズしそうなので、いつもの酉谷山避難小屋を目指すこととした。


一杯水避難小屋

 ヤマテンの奥多摩の天気予報は、1日目も2日目も午前中は晴れマーク、午後は崩れるとのことだったので、大好きなタワ尾根を登りに使うことはやめ、ヨコスズ尾根を登る。この日は温度・湿度とも高く汗だくとなってしまい、背中は汗疹だらけとなってしまった。いつもはそれほど休憩を必要としない体なのに、この日はほとほとスタミナ不足が露呈してしまった。

 

長沢背稜に咲くヤマトリカブト

 ようやく、どうにか到着した一杯水避難小屋でお汁粉を作り、休憩+おやつタイムとする。この小屋も、酉谷山避難小屋に匹敵するほどの綺麗さである。この界隈の山屋さんはみんなマナーがいいんだなぁ。十分休んだ後は長沢背稜を散歩気分で歩く。 


七跳尾根分岐から先の長沢背稜

 そんな浮き浮き気分も、十分に回復していない体力に相殺される。いくら散歩道と言ってもそれ相当のアップダウンは、山道だからある。だから、七跳尾根分岐でもザックを下ろしてたっぷり休憩を取って体力の回復に努める。


酉谷峠と酉谷山避難小屋を指す標識

 どうにかこうにか酉谷山に分ける標識が近づいてきた。楽しみとしていた酉谷山避難小屋が長沢背稜の南斜面に見えてくる。さあて、先着のお客さんはいるのかな。いつもの複雑な気分の一瞬である。


酉谷山避難小屋

 小屋は、ひっそりとしていた。概ねきれいないつもの綺麗な小屋のままだ。水場は流れは細いが出ている。小屋常備の毛布がちょっと湿っぽいので外で干す。さて、冷えていないビールと日本酒を水場の流れに晒し、キンキンに冷えている缶ビールを開ける。乾〜杯!いやぁ、この暑さの中で頑張ってきた体には最高の御馳走である。


北海道産の熊を食べる

 ビールもたんまり飲みました。日本酒もいただきました。ということで夕食は、北海道の熊出没注意ラーメンの出番である。ヒグマは怖い、でも北海道の山を登るのにヒグマとの出遭いは避けられない。ラーメンを食したころ、陽も暮れてきた。シュラフを広げて寝床を作る。まったりとした静かな夜の時間が過ぎてゆく。


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