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東大演習林・大血川〜酉谷山避難小屋(往復)
2014/ 6/26〜27



 6月26日(金)

 南アルプステント泊縦走の前哨戦として、そのメンバー3人で酉谷山避難小屋を目指すこととした。当日の天候は終日よくなかったが、大血川から小黒を抜けて酉谷山経由、酉谷山避難小屋へと向かった。東大演習林を抜けクイナ沢から尾根に取り付く。途中の崩壊地を避けるため、植林地に入る前に踏み跡(一応「登山道」と呼んでおこう。)を外れ、踏み跡の不明瞭な斜面を直登し尾根に出て、本来の踏み跡(山地図では破線)に合流する。

 
クイナ沢橋から尾根に登る

 大血川からと熊倉山からのルートに合流したのちは、小黒へと進み、順調に酉谷山へと至る。あいにくの天候ながらどうにか濡れないで済むといった状況だった。酉谷山の頂上で現在地を行程管理人にメールで知らせ、酉谷山避難小屋へと向かう。

 
酉谷山避難小屋の水場

 酉谷山の頂上からほんの人歩きで酉谷山避難小屋に着くと、水場は順調に流れがあって、小屋へは一番乗りであった。というより、このような予報が悪い日であるからか、誰も来ようはずはないと思っていた。Cさんがガンガンに冷やしてきたビールや、とっておきの「ハクレイの大鬼」を、嗜好を凝らしたつまみとともにいただく。まさに至福のひと時である。

 そんな時間を過ごしているとき、もう午後7時になろうとという時に単独の男性が小屋に入ってくる。こんな時間に小屋に着くというのは相当ハードなコースを作って来たのか、あるいは出発時間が午後過ぎなのかと思って「どこから?」と問うと、酉谷山界隈の尾根をあちこち上り下りしてきてこの時間になったとのことだった。なるほど・・・。

 小屋には丁寧に作られたテーブル(座卓)があって、食卓として利用させてもらうのにちょうどいい。今回は3人での食事なのでこのテーブルやそのほかのアメニティを重宝させていただいた。ありがたいことだ。夕食+大人の酒のひと時もいい時間となったのでさっさと切り上げ、快適な酉谷山避難小屋の夜が過ぎて行く。


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