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ヨコスズ尾根〜一杯水避難小屋〜酉谷山避難小屋
〜タワ尾根
2018/ 1/31〜2/1


[2日目]
2018/ 2/ 1(木)
酉谷山避難小屋〜タワ尾根〜東日原


酉谷山避難小屋の水場

夜、暑くて暑くて目が覚めた。
イスカのシュラフ、アルミボトルの湯たんぽ、薄手の靴下でぬくぬく過ぎたようだ。
寝直して再び起きると、外気温−10℃、室内0℃であり、十分な寒さだ。
淹れたてのコーヒー(といっても小川製)、温かい朝食、完熟トマト、おいしいシトラスですっかりお腹が満たされる。


長沢背稜

29日に付けられたトレースは尾根に出て酉谷山に向かっている(ことを分かっていた)が、敢えて巻道を進む。雪はそれほど深くはなく登山道に鹿たちの足跡があったので、これを利用して進む。途中吹き溜まりが2か所ほどあったが、難儀するほどではない。そのトレースは、いったん嘉右衛門尾根に入り込んで戻ってきている。この先には、年配の遭難者が未だ見つからず眠っているはずだ。


長沢背稜

タワ尾根に入る。運搬用のモノレールの終点で行きつ戻りつの足跡が輻輳している。道を確信できなかったような感じである。また、この先の篶坂ノ丸や金袋山近辺の尾根を乗り換えるところは、特にこの季節は難しいのかもしれない。ウトウノ頭の登りではすぐに修正がなされている。雪が降り続いているときのタワ尾根で一度道を外したことがあるが、その時はまだ虎ロープの助けもなく、GPSで乗り換えるべき尾根を見つけたのだった。


金袋山

日原鍾乳洞バス停から出るバスの時刻は13:20だからこれに乗ろうと急ぎ足になったものの、特に燕岩上部からベンチ、ベンチから一石神社までは急斜面を下りなければならないので、安全第一で考える。バスの発車時刻まで10分の余裕をもって下山することができた。所要時間は雪のない時にのんびり下りてきたペースと同程度であった。2日前に日帰りで周回した30歳年下の青年のコースタイムとフル装備の老少年のコースタイムを参考までに調べてみると老少年もまだまだいけるなとは思うが、特に膝の違和感は顕著であり、やはり背負う重量は限界を超えていたようだった。

※ 下表は老少年の体力を際だたせるための比較としていますが正確性を欠いてます。ただ、いずれにしても冬季積雪下の状況下の所要時間は、かように掛かるものとしての参考地としてご覧ください。

  東日原〜酉谷山避難小屋  酉谷山避難小屋〜一石神社 
青年   6時間14分  4時間32分
老少年  7時間30分  5時間05分
 差異  1時間16分  32分

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