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山の貴婦人 ヤマシャクヤク(3)
(2013年)


山へ行こう、ヤマシャクヤクの待つ山へ!

 第一群落地を離れ第二群落地に進むが、ここのヤマシャクヤクすでにほとんどすべてが開花期を過ぎていた。この地のヤマシャクヤクはまばらに広範に広がっている上に、多少ブッシュを漕がなければならないが、ナイーブな薄いウールのロングスリーブシャツを着ていて、ひかっけて何か所か糸を引っかけてしまったので、それ以降ヤマシャクを探すのをやめてしまった。あったとしてももう鞘ができている。そこで第三群落地へと移動する。


 2013/ 5/17 

  今考えるとよくこんなところ(第三群落地)に足が向いたものだと思う。それほど嗅覚がよかったのだろうか。否、無鉄砲だったのだろう。ヤマシャクヤクの情報もなく当てもないのに獣道を辿り、支尾根を越え辿りついたらそこにはヤマシャクヤクが待っていてくれていたのだった。ここはお気に入りの場所である。陽の射し方が優しく強い風も和らげられる環境にある。ザックを下ろして倒木に腰を掛け、ゆっくりしながらヤマシャクヤクを眺める。


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